子どもと一緒にいるときにイライラが抑えられなくて、子どもを怒鳴ってしまったり、誰にも相談できなくてこっそりと泣いたりしていませんか?
こんなとき、自己嫌悪に陥って、「自分はママ失格」だなんて思うママも中にはいるでしょう。
しかし、子育てが楽しいと思えずにつらいと感じるママは他にもたくさんいますし、つらくてやめたいと思ったからママ失格なんてことはありません。
「子育てつらい、もうやめたい!」と思うこと自体悪いことではないので、自分を責めなくても大丈夫。
それでも、ずっと「子育てつらい」と思いながらの生活を続けることは、ママにとっても子どもにとっても良いことではありませんよね。
そのため、子育てをするときには、つらいと感じる前から少しずつガス抜きをすることが大切なんです。
こちらの記事では、3人の子どもを絶賛子育て中の筆者が、子育てがつらくて、やめたい!と思ったときに簡単にできるリラックス法を解説していきます。
今まさに、子育てがつらい!もうやめたい!と感じている方はぜひ参考にしてみてください。
子育てがつらいときに簡単にできるリラックス法5選
子育てがつらいと感じるときにおすすめのリラックス法はたくさんありますが、中でも、効果が実感できる方法を紹介していきます。
子育てがつらい、もうやめたい!と思うときに簡単にできるリラックス法は以下の5つです。
- ハーブティーを飲む
- イヤホンをして好きな音楽を聴く
- 何がつらいかノートに書き出す
- 泣けるドラマを観る
- 笑えるテレビや漫画を観る
子どもがそばにいても簡単にできる方法なので、実践してみて下さいね。
ハーブティーを飲む
リラックスしたいときにはハーブティーがオススメです。ハーブティーは香りがよく、心を落ち着かせてくれる効果があります。
香りは脳にダイレクトに作用し自律神経を整えてくれますので、イライラした気分を落ち着かせてリラックスさせてくれるのです。
特におすすめのハーブティーは以下のとおりです。
- ジャーマン・カモミール
ジャーマン・カモミールには気持ちを落ち着かせる効果が高く、また、ストレスによる胃のトラブルを解消する効果も期待できます。
リンゴのようなあまい香りをほのかに感じることができる、人気のハーブティです。 - レモングラス
レモングラスは名前のとおり、レモンのようなさわやかな香りで、スッキリとした気分になれます。
胃腸の調子を整える効果やストレス解消、睡眠を改善する効果もあります。
ハーブの種類によっては、授乳期や妊娠中のお母さんに適さないものもありますので、購入するときは注意事項をしっかり読んで購入してください。
ハーブティーは種類がとても多く、お気に入りの香りを見つけるのも楽しみのひとつです。
もしも時間ができたときには、実際にハーブティーを取り扱う店舗に行って、好みの1品を探してみてはいかがでしょうか?
イヤホンをして好きな音楽を聴く
リラックスしたいとき、イヤホンをして好きな音楽を聴くと、一時的ではありますが自分の世界に入り込むことができます。
たとえ1曲、2曲しか聴けなくても、自分の好きなアーティストやジャンルの音楽を聴くことで、子育てのつらい気持ち、子育てをやめたくなる気持ちを和らげることができるのです。
ただし、あまりにも没頭してしまうと、自分以外の人の声が全く聞こえなくなってしまいますので、たまに周りを見渡しながら聴きましょう。
子育ての何がつらいのかノートに書き出す
子育てがつらいときは、何がつらいのかノートに書き出してみてください。
自分の心の声を書き出すことで、何がつらいと感じているのか、何が一番つらくさせるのかを知ることができて、心の中をスッキリ整理することができます。
「何もかもがつらい!」と思うかもしれませんが、書き出した内容に番号を付けてみると、これまでは見えなかった根っこの部分が見えてくるでしょう。
自分の気持ちを理解せずに、ただ子育てがつらい、もうやめて自由になりたいと思っているだけでは、ゴールのないつらい感情に飲み込まれてしまいます。
方法としては、ノートに箇条書きにしても良いですし、マインドマップのようなものに書き込んでみてもいいでしょう。
原因がわかれば対策を考えられるので、子育てのつらさが意外にもすんなりと解決できてしまうかもしれません。
泣ける映画を見る
涙には自律神経を整える働きがありますので、リラックスしたいときには、泣けるテレビや映画を見ることがオススメです。
自律神経は通常、交感神経と副交感神経がちょうど良いバランスを保っています。しかし、子育てによるイライラや疲労などが蓄積してしまうと、バランスが崩れ交感神経が優位になってしまうことに。
交感神経が優位になると、呼吸や脈を速くし体を戦闘モードにしてしまうため、休める状態ではなくなってしまいます。
しかし、泣けるテレビや映画を見て涙を流せば、体の中の副交感神経に切り替えるスイッチが自動的に作動し、ずっと緊張していた精神状態をリラックスした状態にすることができるのです。
涙活(るいかつ)という言葉もあるくらい、涙にはストレスを緩和して全身を良い方向に向かわせるパワーがあるんですよ。
オススメの泣ける映画を4つあげておきますので、よかったら見てみてください。
- 世界の中心で、愛を叫ぶ
- サトラレ
- 言の葉の庭
- フレンズもののけ島のナキ
笑えるテレビや漫画を見る
笑えるテレビや漫画を見ることも、子育てがつらいときにオススメです。
愛想笑いではなく、「自分が本当に面白い!」と思ったものを見ると、心から笑えます。
笑いは心のサプリメントともいわれるくらい、心に充実感を与えてくれますよ。
辛い気持ちでいると、どんどん悪いことを引き寄せているかも……と思うことがありませんか?
生活の中に笑いを取り入れて、気持ちを切り替えましょう。
笑えるテレビを見たい場合、TVer(ティーバー)であれば、スマホなどで様々な放送局の番組を無料で見ることができるので、登録しておくと良いですよ!
笑えるテレビと笑える漫画をいくつかあげておきますので、よかったら見てみてください。
オススメの笑えるテレビ
- アメトーク
- 水曜日のダウンタウン
- 月曜から夜更かし
笑える漫画
- 今日から俺は!
- スラムダンク
一人の時間を作れたときのリラックス法3選
子育てをしていると、一人だけの時間を作ることってとても難しいですよね。
ですが、もしも時間が作れたときは迷わず家から出ましょう。
一人の時間を作れたときのリラックス法はこちらの3選です。
- マッサージに行く
- カフェに行く
- 美容室に行く
子育てに疲れすぎて、外出する準備も面倒だと思う方がいるかもしれません。
しかし、子育てがつらいと感じているときは、子どもの声が一切聞こえないところにしばらく身を置くことも大切なんですよ。
1.マッサージに行く
子育てしていると、心だけでなく体も悲鳴を上げてつらいですよね。
肩こりや腰痛など、ひどくなりすぎると自分でストレッチをしてもほとんど解消できません。
凝りすぎな状態でストレッチをおこなうと、逆に肩や首の筋を痛めてしまうこともあります。
良かれと思ってやったことなのに、ますます子育てするのがつらい状況になってしまったら大変。
つらい体の痛みや凝りは、プロにほぐしてもらうことが一番です。
ホットペッパービューティーなどに登録すると、今日空いているお店の検索もできますし、初回半額などかなりリーズナブルに利用することができますよ。
マッサージは様々な種類があるので好みは異なりますが、心身共にリラックスしたいときは、整体+オイルマッサージが一番オススメです。
いくつか試してみて、お気に入りのお店が見つかると良いですよね。
2.カフェに行く
一人の時間が作れたときにはお気に入りのカフェでのんびり過ごしましょう。
落ち着く雰囲気や流れる音楽、それから店内に漂うコーヒーの香りは疲れた心と体をリラックスさせてくれます。
好きな本を読んだり、好きなコーヒーを飲んだりして心を癒してください。
家にいると、常に時間に追われて気が張っていることも多いですよね。
カフェでは、とにかく自分が心地いいと思うことだけをしてくださいね。
3.美容室に行く
子育てで忙しいと、自分のことは後回しになってしまうということって多いですよね。
気付けばパサパサの毛先、根本プリンなんて状態のときもしばしば。「何カ月美容室に行ってなかったかな」と思うことがありませんか?
せっかく一人の時間が作れたのですから、まとまった時間が無いと行けない美容室に行きましょう!
誰だって、綺麗になった自分を見ることって嬉しいものです。
美容室に入るときは疲れている様子の人でも、施術が終わって出ていくときにはキラキラした笑顔になれるでしょう。
また、家族ではない第三者の美容師さんと話しをすると、気持ちまでスッキリすることがあります。
髪が綺麗に整うと気分も変わりますので、子育てがつらい、もうやめたいとなっているときには、リラックスする場所としてオススメです。
子育てがつらくなる4つの原因
子育てがつらくなる原因は様々ですが、特に子どもが小さいときの原因は以下の4つがあげられます。
- 自分の時間が作れない
- 子どもがいうことを聞かない
- 子どものかんしゃくがひどい
- 自分の味方がいない
ひとつずつ説明していきますね。
1.自分の時間が作れない
子育てしていると、本当にあっという間に時間が過ぎ去っていきます。
やらなければならない開きっぱなしのタスクが多すぎて、休憩もしていないのに終わらず、時間に追われる日々。
そのため、自分がやりたいと思うことは基本後回しにしている方が多いのではないでしょうか?
自分にもやりたいことがあるのにできないことが続くと、イライラが募り、子育てがつらい!もうやめたい!という考えになってしまいます。
自分の時間を作るために、現役ママがとっている方法には以下の2つがあります。
- 夜は子どもと一緒に早く寝て朝活をする
- 月1回はひとりで外出する日を決めて自分の時間を確保する
どの方法が最適なのかは家庭の状況によって違うと思います。
せっかくの機会なので、本当にひとりの時間を確保できないのか、今一度考えてみてはいかがでしょうか。
2.子どもがいうことを聞かない
子どもは親の所有物ではないので、「いうことを聞かせるという考え自体間違っている」といった内容の子育て本は山ほどあります。
いうことを聞かせるとは、親のいいなりにさせること。
理解できますが、それでも子どもがいうことを聞かないとママは大変です。
時間が無限にあれば、周りに迷惑をかけても良いのであれば、もっと子どもを自由にさせてあげられるでしょうし、子どもが気の済むまで優しく待つこともできるでしょう。
しかし、ママは、子どものことや仕事のこと、家事など、やることが山積みで、時間や心に余裕がある人ばかりではありません。
そのため、子どもがママのいうことを聞いてくれないと、イライラして、子育てがつらいし、やめたいと思ってしまいます。
3.子どものかんしゃく
子どものかんしゃくは、どうやって対処すればいいかわからないことも多く、本当につらいですよね。
特に小さい子どもは、何が嫌でどうして欲しいのかをうまく話せないので、自分の気持ちがママに伝わらないイライラから、余計かんしゃくをおこしてしまいます。
かんしゃくを落ち着かせるためには、子どもを安心させてあげると良いでしょう。
何が原因でかんしゃくを起こしているかはわからなくても、何かが嫌なんだなって気持ちはわかりますよね。
「そっか嫌だったんだね、泣かないで言ってくれたら解決できるかもしれないよ」と共感しつつ話しかけてあげましょう。
場合によっては、ママが話しを聞こうと近寄ることさえも腹を立てて嫌がるときがあります。そのときは、しばらく一人にしてあげて、様子を見ながら再度話しかけてみてください。
そのときに、子どもがギュッとして欲しがるようであれば、抱きしめてあげると、より早く落ち着くことができるでしょう。
子どもとはいえ、自分の意志を持っているひとりの人間です。
ママが子ども気持ちにフォーカスしてあげると、自分のことをちゃんと理解しようとしていることがわかり、安心して落ち着くことができます。
4.味方がいない
子育てするときに、つらいことを相談できる相手がいれば、話しをしてストレスを発散することができます。
しかし、相談しても「もっと頑張れ」と言われてしまうと、フラストレーションは余計に蓄積することに。
「もっと頑張れだなんて、もう限界なのに。私が悪いのかな」と思ってしまい、ますます追い込まれてしまう方もいるでしょう。
アドバイスをくれることはありがたいけれど、求めているのは、子育てがつらい気持ちを真摯に聞いてくれて、悩みに寄り添ってくれる味方。
誰でもいいから、子育てがつらい気持ちや子育てをやめたくなっている気持ちに、「わかるよ、本当につらいよね。よく頑張ってるよね」って言って欲しいのです。
もしも相談する人がみつからずに、ずっとひとりで悩み続けると、心が壊れてしまうことがあります。
子育てがつらい、もうやめたいと思った場合には、お住まいの市区町村の相談窓口に連絡をして聞いてもらうのも、ひとつの方法です。
子育てがつらいときに出る症状はある?
子育てがつらいときには、以下のような症状があります。
- イライラが止まらず、子どものちょっとした失敗も許せなくなる
- 自分でも気づいていない心の疲れから急に涙が出てきてしまう
- 子どもの声を聴きたくないと思う
- 気力がわかずに何もしたく無いと思う
- 過食または拒食になっている
- 眠りにつきにくく、眠ってもスッキリしない
このような症状が続くときは、心も体もすごく疲れている状態です。
自分ひとりで子育てのつらさを抱え込んでしまおうとすると、心も体も病気になってしまう可能性があります。
身近に相談できる人がいないときは、早めにお住いの区市町村の相談窓口に相談しましょう。
まとめ
- 子育てがつらいときに簡単にできるリラックス法5選
- 一人の時間を作れたときのリラックス法3選
- 子育てがつらくなる4つの原因は
- 子育てがつらいときに体に出る症状はある?
以上のことについて解説してきました。
「今が一番つらい時期でずっとは続かないよ」と励まされても、今まさにつらくて先が見えずに真っ暗闇を漂っている気分。
つらい気持ちを発散させることなく蓄積させると、病気になってしまうこともあります。
子育てがつらい、もうやめたい!となる前に、今回解説したリラックス法を取り入れてみましょう。
こちらの記事が、子育てのつらい悩みを少しでも解消できるヒントになれば幸いです。