子育てをしているママの中には、Webライターに興味はあるものの次のような疑問を持っているママは多いのではないでしょうか。
- 子育て中のママでもWebライターは始められるのか
- 子育て中のママがWebライターを始めるメリットはなにか
- Webライターを始めたいけど自分が向いているのかわからない
子育てをしていると、日々のお世話や急な発熱の看病などで、予定していた作業を全く進められないことは日常茶飯事。
仕事はしたいけれど、子育て中のママがWebライターを始められるのか、そして続けていけるのかと考えてしまいますよね。
とはいえWebライターはパソコン1台とWi-Fiさえあれば始められる仕事。子育て中のママにはたくさんの不安や悩みもあるでしょうが、とりあえず始めてみるのも手ですよ!
もしもWebライターを始めてみて「やっぱり無理」だったら辞めればいいだけ。始めてみると、案外書くことの楽しさに夢中になるかもしれません。
この記事は、3人(小4・年長・年少)を子育て中のママで専業ライターをしている私が、
- 子育て中のママがWebライターになれるのか
- 子育て中のママでWebライターに向いているタイプ
- 子育て中のママがWebライターになったときのメリット・デメリット
などについて解説しています。
Webライターを始めようか悩んでいる子育て中のママは、ぜひ参考にご覧ください。
Webライターはママでもなれる
Webライターは子育中のママでもなれます!
Webライターを始めるために必要な道具はパソコンとWi-Fiのみ。そして、子どもが一緒に居たとしてもスキマ時間を使って執筆可能です。
とはいえWebライターを始めた子育て中のママが、ずっとWebライターを続けていけるかと言うとまた別のお話。
一番の続けられない理由には、「案件を獲得できない」があげられます。
Webライターを始めたばかりの頃は、子育て中のママでなくても案件を獲得するために繰り返し多くの案件に提案することが必要です。
しかし数多くの提案をしても、なかなか案件を獲得できずに気持ちがポッキリ折れてしまうことも。
子育て中のママが挫折せずに案件を獲得してWebライターを続けていくには、スキルを磨き続けることが必須です。
Webライターをしているママのスケジュール
こちらは、3人を子育て中で平日完全ワンオペの私の「ある1日」のスケジュールです。
子育て中のママがWebライターを始めた場合の参考にご覧ください。
家族構成:夫、長女(小学生・高学年)、二女(年長)、三女(年少)
- 7:00 起床、朝食、登校・登園準備
- 8:00 長女と夫、それぞれ登校・出勤
- 8:30 二女と三女、登園
- ~9:30 買い出し・帰宅
- 10:00~13:00 執筆
- ~14:00 昼食
- 14:00~15:30 執筆
- 15:30 長女帰宅
- 15:45~ 長女の習い事の送迎、宿題のチェック
- 17:00 夕食の下準備
- 17:15 二女と三女、降園
- 18:15~ 帰宅、夕食の準備
- 19:00~ 夕食、お風呂、洗濯、寝る準備
- 21:30 寝かしつけ
- 22:00 夫帰宅
- 23:00~24:30 執筆
- 25:00 就寝
執筆の時間帯は日によって多少のズレはありますが、少なくとも1日に6時間程度は執筆するようにしています。
とはいえ子どもが体調を崩してしまったり、行事があったりする日は執筆時間は短くなってしまうので、その分は他の日に執筆時間を増やすなどして調節しています。
日中フルタイムで仕事している時は「習い事の送迎なんてとても無理!」と思っていましたが、Webライターになって「子どもがやりたいこと」をひとつ叶えてあげることができました。
ママがWebライターを始めたら収入はどれくらい?
ママがWebライターを始めた場合、どれくらいの収入が見込めるのか気になりますよね。
ちなみに私がWebライターを始めた初月の収入は、約6,000円程度でした。
初めは知識もスキルもなく1文字0.1円の案件に応募しましたが、当然文字単価が低いと収入を上げることはできません。
そのため収入を上げるには自身のスキルを磨き、文字単価をアップさせていくことが必要です。
文字単価を上げられれば、以下のように収入も増えていきます。
文字単価 | 3,000文字書いた場合の価格 | 月に15本納品した場合の収入 |
0.5円 | 1,500円 | 22,500円 |
1.0円 | 3,000円 | 45,000円 |
1.5円 | 4,500円 | 67,500円 |
2.0円 | 6,000円 | 90,000円 |
スキルアップをして収入を上げたい場合、Webライターの講座を受講して勉強するのがオススメです。
私自身もいくつかの講座を受講した経験がありますが、独学で学ぶよりもはるかに速いスピードで知識やスキルが身に付きます。
なお講座を選ぶ場合は添削が付いた講座が良いでしょう。高い技術を持った講師に記事を添削してもらうことで、自分で書く記事の質がグングン上達するのを実感できるはずです。
とはいえ、まだ収入を得たわけでもないのに講座を受講するのは難しいと感じることもあるでしょう。
その場合は、YouTubeなどで「Webライター 始め方」や「Webライター 書き方」と検索してみてください。
基本的な始め方や書き方などを動画で説明してくれるサイトがたくさんありますので、その中から自分に合った教え方をしてくれているサイトを見つけてみましょう。
Webライターに向いているママのタイプ3選
子育て中のママでWebライターに向いているママは、以下3つのタイプです。
- 調べることが好き、苦じゃない
- 学ぶ意欲がある
- 文章を書くことが好き
それぞれ解説していきます。
1.調べることが好き
Webライターは書けさえすれば大丈夫と思われがちですが、記事を書く前には正しい情報をしっかりと調べる必要があります。
膨大な情報の中から、記事に必要な情報を絞り込むことに苦戦することもあるでしょう。
しかし調べることが好きなママであれば、多くの情報の中から知りたいことを調べる作業もワクワクと楽しんで取り組むことができるはずです。
2.学ぶことが好き
Webライターが活躍できる分野は多岐にわたりますので、知識を得るために学ぶことが必要不可欠です。
書きたい分野の案件を獲得しようと思った場合、その分野に関する資格を持っている人の方が有利なのは間違いありません。
そのためWebライターになったあとでも、様々な資格試験や検定試験などに挑戦している人は数えきれないほどです。
そして私たちが知っている情報は頻繁に更新されるものも多く、常に最新の情報を執筆しなければならないWebライターは情報をアップデートし続けなければなりません。
一度学んだら終わりではなく、学び続ける必要があるので、学ぶことが好きなママはWebライターに向いています。
3.書くことが好き
記事を執筆する場合には大量の文字を書く必要がありますので、書くことが好きなママはWebライターに向いていると言えるでしょう。
書くことが好きではなくてもWebライターになれますが、文字数の多さにウンザリしてつらい思いをすることもあります。
その点、書くことが好きなママは楽しみながら書くことができるはず。
例えば自分が知らなかった言い回しなどを知ると、「こんな言い回しもあるんだ!」と言葉の発見にテンションが上がるかもしれません。
ママがWebライターになるために必要な5つのこと
子育てママがWebライターを始めようとしたときに必要なことは、以下5つです。
- 正しい情報を調べられる
- 正しい文章を書ける
- 最後までやり遂げられる
- 報・連・相ができる
- 自分で考えられる
それぞれ解説していきます。
1.正しい情報を調べられる
Webライターが書いた記事は多くの読者の悩みを解決する手段となります。もしも違った情報が掲載されており、読者に悪影響を与えてしまっては大問題。
例えば化粧品を解説する記事で、乾燥肌の人には向かない化粧品を「乾燥肌にオススメ」と書いてしまったら、信じてオススメされた化粧品を利用した読者の肌が荒れてしまうかもしれません。
また、間違った情報を書いた記事を掲載したクライアントに、読者からクレームが入るなど損害を与えてしまう可能性もあります。
このことから、なんとなく知っている情報ではなく正しい情報をきちんと調べるスキルが必要です。
2.正しい文章で書ける
Webライターには正しい文章で書くスキルが求められます。
生活の中で日本語の文章は良く見ているし、文章を書くこともよくあるんだから「正しい文章なんて書けるに決まっている」と思われがちです。
しかし、日本語の読み書きができたとしても「正しい文章では書けてない」こと、実は多いんです。主語と述語のねじれや接続詞の使い方、できているようで、できていないことも。
Webライターは文字を提供する仕事です。正しい文章を書けないと、案件の獲得が難しいのは当然のこと。
仕事がない状態が続くと、Webライターに活路を見いだせず「Webライターなんて無理」と辞めることになるかもしれません。
子育て中のママが案件を安定して獲得するためにも、正しい文章で書けるスキルは必要不可欠なのです。
3.最後までやり遂げられる
Webライターは、実は自分との戦いです。
正しい情報を調べるために多くの時間を割き、文章を書こうと思ったら全然言葉が出てこない。
書いては消し、書いては消しを繰り返し、Webライターを始めたばかりの頃は1記事完成させるのに数日かかるかもしれません。
子育てで忙しいのに、こんなに大変ならいっそのこと放り出してしまおうかと思うこともあるでしょう。
慣れてくれば執筆速度は上がりますし、調べ方も上手くなっていくので執筆時間はどんどんと短縮されていきますが、慣れるまでは自分との戦いです。
「まだ慣れていないから」と、依頼された仕事を最後までやり遂げずに投げ出していたらいつまで経っても上達できませんので、「必ず最後までやり遂げるぞ!」という気持ちと実行力が大切です。
4.報・連・相ができる
どんな仕事も同じかもしれませんが、Webライターは報・連・相を滞りなくおこなう必要があります。
仕事の依頼を受けたWebライターが報・連・相をしないと、クライアントは「こちら側の意向をきちんと理解しているのかな」「納期を守って納品してもらえそうかな」と不安に思ってしまうこともあるでしょう。
クライアント側が発信した内容についてはリアクションをしたり、記事の方向性に迷った時には相談したりとこめまに報連相をすることで、ちゃんとわかってくれてるWebライターだなと思ってもらえます。
5.自分で考えられる
Webライターの仕事では、報・連・相はとても大切なことですが、自分で調べてわかるようなことまでクライアントに相談するのはNGです。
調べてわかることまで相談すると、「自分で考えて調べることができないライター」と悪い印象を持たれてしまう可能性も。
クライアントが担当しているWebライターは通常1人だけではなく、他にも多くのWebライターを見ているケースがほとんどです。
自分で考えられるWebライターであればクライアントの負担を減らし利益につながりますので、必要とされるWebライターと認識され、その後も継続的に案件の依頼をもらいやすくなるでしょう。
ママがWebライターになる3つのメリット
子育て中のママがWebライターになることで得られるメリットは、以下5つです。
- 子供の急病で謝る必要がない
- 働く場所も時間も自由
- 生活に役立つ情報が手に入る
それぞれ解説していきます。
1.子どもの急病で謝る必要がない
働いている子育て中のママによく起きる困りごとは、子どもの急病による預け先からの呼び出しやお休みではないでしょうか。
集団生活をしている子どもたちは多くの菌にさらされており、免疫力が付くまでは何度も発熱や下痢などを繰り返します。
そのたびに「職場の人に謝罪しては疲弊する」という子育て中のママは多いと思います。
私自身、仕事が繁忙期なのに子どもが立て続けに発熱し「謝罪しまくり」な状態がとても嫌でした。「気にしなくていいよ」と言われたものの他の社員に本当に申し訳なくて、胃が痛くなったことも。
その点、Webライターであれば子どが寝ている横で作業ができますし、急に発熱しても周りに気を使わずに休めます。
子どもが急病の場合でも誰にも謝る必要はなく、迷惑を掛けずに子どもの側に居られることは、子育て中のママにとって大きなメリットといえるでしょう。
2.働く場所も時間も自由
Webライターは働く時間が自由な場合がほとんどで、日中に子どもの用事があっても自分で時間を調整して納期までに仕事を完了させればOK。
決められた場所まで毎日通勤する必要がなく、通勤時間に使っていた時間を子どもと一緒に居る時間や自分の時間に充てられます。
例えば週5日勤務で通勤時間に往復2時間かかっているママは、1週間に2時間×5日=10時間、1カ月だと約2日分くらいの時間を浮かせられます。
さらにWebライターはパソコンさえあればどこでも自由に作業ができますので、子どもの長期休みに合わせて長期の旅行も可能です。
「子どもの夏休み中、仕事でどこにも連れて行ってあげられなかった」という申し訳ない気持ちも解消できます。
3.生活に役立つ情報が手に入る
Webライターは多くの情報を調べて書きますが、その情報の中には自分の生活でも役立つ情報がたくさんあります。
例えば節税や投資の方法など、知識がないと損をすることもありますが、Webライターとなってお金の情報を調べ知識を身に着けることで生活が豊かになることも。
子育て中のママがWebライターになると、今までは興味なかった分野の情報を得て、生活に還元させられるメリットがあります。
ママがWebライターになる3つのデメリット
子育て中のママがWebライターになる3つのデメリットは以下のとおりです。
- スケジュール管理が大変
- 仕事の獲得が難しい
- 一人作業に孤独を感じる
ママがWebライターを始めると魅力的なメリットがありますが、逆にデメリットもありますので事前に確認しましょう。
1.スケジュール管理が大変
いくつかの案件を同時に受けている場合は、しっかりとスケジュールを管理していないと「納期を勘違いしていた!」と慌てることになるかもしれません。
個人で作業を行うことが多いWebライターは、納期に間に合わせるようにきちんとスケジュール管理をする必要があります。
子育て中のママは、子どもが体調不良で不機嫌なときずっと側に付いている必要があり、とても作業ができる状態ではないこともあるでしょう。
この場合、日中に作業をする時間が作れないことも考えられます。
納期までのスケジュールに余裕があれば問題ありませんが、納期が迫っている場合はとにかく時間を見つけ出して作業をしなければなりません。
1人で仕事をしているWebライターは、会社で働いているときのように代わりに仕事をやってくれる人はいないのです。
子どもの病気や行事のことを考えて、普段からできるだけ前倒しで作業を進めるようにスケジュールを管理する必要があります。
2.仕事の獲得が難しい
Webライターは自分で提案をして案件を取りに行く必要がありますが、提案したとしても採用されるのはほんのわずかです。
採用されたとしても、その後も継続してもらえるというワケではありませんし、初めは案件の報酬も低いことがほとんど。
そのため、すぐには稼げずに挫折してしまうWebライターが多くいるのも事実です。
しかしWebライターとしてのクオリティを高めて、クライアントから必要と思われる存在になれば、継続で依頼をもらえたり単価を上げてもらえたりできます。
Webライターは独学でもできる仕事ですが、よりクオリティを高めるたい場合にはWebライターの講座を受講してみるのもひとつの手段です。
3.一人作業がツラくなる
Webライターは基本的に孤独な作業です。自宅で黙々と作業をすることが多くツラさを感じることもあります。
特に自分の体調が悪いときや記事を書くことへのモチベーションが保てないときには、誰かに相談したいのにできなくて、一人で作業をすることに寂しさを感じるかもしれません。
もしも孤独でツラいとか寂しいと感じる場合には、Webライターが多くいるコミュニティに入ってみましょう。
多くのWebライターが加入しているコミュニティであれば、同じ悩みを思った人も多くいるはずです。
オンラインでの交流会や実際に会って交流するオフ会などが開催されることもありますので、こういった場に参加して仲間を増やしていくと良いでしょう。
ママがWebライターでも子どもを保育園に預けられる?
自宅で作業するWebライターでも、子どもを保育園に預けることは可能です。※1
保育園に子どもを預けるには「保育の必要性」があると市町村に認定してもらうことが必要です。
この保育の必要性の認定は、保育園に子どもを預けなければならない理由と労働時間によって決められます。
保育を必要とする理由には就労や妊娠・出産、親の介護などがありますが、Webライターは就労に当てはまります。
在宅でできるWebライターも、子どもがいると家で仕事ができない場合は「仕事で子どもを保育できないために保育園に預ける必要がある」ということになります。
保育園に申し込む際には、
- 自営業の場合は開業届や確定申告書の写しなど自営を証明する書類
- 勤務状況を証明するための自己申告で記載したスケジュール表
を、申込書などのその他の書類と一緒に提出します。※2
詳しくは、お住まいの市区町村に確認してみてください。
参考資料
※1厚生労働省「第5回研究会における御指摘事項に関する補足資料」
※2川崎市「保育所等の申込み手続き(令和6年)」
ママがWebライターを始める方法
ママがWebライターを始める時には、次の6ステップではじめます。
- パソコンとWi-Fiを準備する
- Webライターの勉強をする
- ブログで記事を書く
- ポートフォリオを作成する
- 案件に申し込む
- 記事を書く
初めての仕事探しにはクラウドソーシングサイトを利用してみましょう。特に以下の2つは有名なサイトのため、登録しておいて損はありません。
- クラウドワークス
- ランサーズ
どちらのサイトも案件多数なので、初めての執筆をするにはうってつけです。
しかし、どちらのサイトもシステム手数料がかかることが難点なので、クラウドワークスやランサーズを継続しつつも、XなどのSNSやIndeedなどの求人情報サイトなどで「Webライター募集」を探してみましょう。
まとめ:ママにWebライターはオススメ
ここまで読んで、「よし、Webライターやってみよう!」と思った子育て中のママにWebライターは本当にオススメです。
正直大変なことも多いWebライターですが、やりがいもありますし、自分が執筆した記事が世の中に出たときには感慨深いものがあります。
子どもが小さくて外で働けなくても、在宅で仕事ができるWebライターであれば、「仕事したい!」を叶えることができます。
ほかにも、働く子育て中のママが悩む「小1の壁」なども、家で仕事ができれば問題になりませんし、数ある子どもの行事にも仕事の時間を調節して全部参加可能です。
さらに、共働きで子どもが病気したときに夫とどちらが休むか揉めることもなく、休むことで誰かに謝罪する必要もありません。
子育て中のママでWebライターを始めてみたいと思ったら、とりあえず始めてみましょう!