小さい頃からの絵本の読み聞かせが良いって聞くけど……
「絵本の種類が多すぎて選べない」
「忙しすぎて絵本を選ぶ余裕がない」
「育児で疲れているからあまり読みたくない」
といった、悩みがある方も多いのではないでしょうか。
本記事では、0歳にオススメの絵本や絵本の選び方、読み方を紹介していきます。
絵本選びに迷っているときには、ぜひ参考にしてくださいね。
0歳にオススメ絵本の選び方は?
0歳は、ねんね状態から一人で歩く状態になる子までいる、成長めまぐるしい時期です。
そのため、月齢や成長速度に合わせた絵本を読んであげると、0歳の赤ちゃんは絵本を認識しやすくなります。
0歳に絵本を読む最大のメリットは、親子のスキンシップが取れること。
絵本を読みながら「目を合わせて笑いかける」などのスキンシップを取ることで、赤ちゃんの精神安定につながると言われています。
0歳にオススメの絵本とは?
0歳で大人が話す言葉をしっかりと理解することは難しいですよね。しかし、大人の声色や表情からたくさんの刺激を受けて楽しんでいるんですよ。
目安となる月齢や成長別に、どういった絵本がオススメか紹介していきます。
ねんねの頃(0カ月~2カ月)
0カ月~2カ月頃には音の出る絵本がオススメです。この頃の赤ちゃんは、生まれたときから音を聞く力はあるものの、視力は0.02程度で、黒や白の色の認識しかできていません。赤ちゃんの目から30cmくらいまでのものしか見えないので、聴覚にうったえる絵本を読んであげるといいでしょう。
首すわりの頃(3カ月~4カ月)
3カ月~4カ月頃には、コントラストの強い、色のはっきりした絵本がオススメです。この頃の赤ちゃんは、自分の手をじっと見つめるハンドリガードが見られることも。これは自分を認識するための行動です。視力も0.05程度まで見えるようになり、赤や黄などの色を認識できるようになってきます。赤ちゃんから20cmくらいまで絵本を近づけて見せてあげると、色を見て楽しむことができます。
おすわりの頃(5カ月~7カ月)
5カ月~7カ月頃になってくると、自分でめくる絵本がオススメです。このころの赤ちゃんは、視力も0.08程度まで成長するとともに好奇心が高まり、様々なことに興味を持ち始めます。自分でどんどんページをめくりたくなるのもこの頃です。まだ読んでないのに次のページに進もうとしますが、そのときは赤ちゃんのやりたいようにさせてあげると良いでしょう。
はいはいの頃(8カ月~10カ月)
8カ月~10カ月頃は、しかけのついた絵本がオススメです。この頃になると、はいはいで自分が興味のあるところに移動しては、色々なものを手に取って遊びます。視力も0.1~0.15程度まであり、すべてのものが新鮮でとても魅力的。しかけのついた絵本であれば、たくさんの好奇心を刺激して楽しむことができますよ。
つかまり立ちの頃(11カ月~12カ月)
11カ月~12カ月になると、動物や食べ物などの身近なものが出てくる絵本がオススメです。この頃になると、目に見えた全てものから刺激を受けています。自分が知っている動物などの身近なものを本で見ることに、赤ちゃんが喜ぶ姿をみることができるでしょう。
0歳向け絵本の選ぶポイント
0歳の赤ちゃんに絵本を選ぶときは、赤ちゃんにほどよい刺激を与えてくれる絵本がオススメです。また、なんでも口に入れてしまう時期でもありますので、安全面にも考慮された絵本を選ぶ必要があります。
以下が絵本を選ぶときのポイントです。
0歳にオススメの絵本4選
選び方のポイントはわかったけど、0歳の本がたくさんありすぎて、どんな本を選べば良いのか迷ってしまうのではないでしょうか。
そらこで、こちらでは0歳にオススメの絵本を4つ紹介します。
数えきれないほどたくさんある絵本の中の4つです。
何冊か絵本を読んであげると、赤ちゃんが喜ぶ傾向がわかってくるでしょう。
傾向がわかってきたときには、赤ちゃんが好きそうな絵本を買い足してあげてください。
1.だるまさんが
書名 | だるまさんが |
著者 | かがくい ひろし |
出版社 | ブロンズ新社 |
『だるまさんが』は、保育園の0歳時クラスで読まれていることも多く「だ・る・ま・さ・ん・が~~~」と『だるまさんが』に描かれているポーズをとる子どももいます。
泣いていたとしても、気付けば絵本のとりこになって泣き止んでいることも。
だるまさんのほっこりとした姿に子ども達はご機嫌になります!
『だるまさんが』は『だるまさんの』『だるまさんと』と合わせて3部作になっています。
1冊ずつ購入してもいいのですが、結局全部そろえてしまう方も多いので、初めから3冊セットまとめて購入がオススメです!
2.のりものいろいろかくれんぼ
『のりものいろいろかくれんぼ』は、かたぬき絵本になっています。ページをめくると、バスやヘリコプターなどが出てきて、子どもたちはワクワクした気持ちになるでしょう。
「がたんごとん」「ちゃりんちゃりん」などのオノマトペも使われており、赤ちゃんは耳でも目でも楽しむことができます。
0歳児は、乱暴なページめくりやヨダレで絵本がボロボロになることも多いもの。
しかし、この絵本は、厚紙で耐水コーティングされているので、汚れにも強く頑丈です。
また、少し小さめの作りになっていて持ち運びしやすいので、お出かけのときにかさばらないので助かります!
3.おばけなんてないさ
日本人のほとんどが知っているであろう、童謡「おばけなんてないさ」が絵本になったものです。
『おばけなんてないさ』を歌いながら読んであげると、笑顔になること間違いなしです。
何度も何度も「読んで!」とおねだりされることになるでしょう。
4.いないいないばあ あそび
『いないいないばあ あそび』はページをめくると色々なキャラクターが出てくるしかけ絵本。
赤ちゃんは絵本でなくても「いないいないばあ」が大好きです。
カワイイキャラクターが「いないいないばあ」をしているしかけに、赤ちゃんが笑顔を見せてくれますよ!
最後のページは、読んでいる人の顔が出せるような仕組みになっていて、赤ちゃんもニコニコです。
【0歳オススメ絵本】読み方のコツ
0歳の絵本を読むときのコツは以下のとおりです。
- 赤ちゃんの顔を見ながら読む
- 赤ちゃんに話かけるように読む
- ゆっくりと抑揚をつけて読む
- 赤ちゃんが反応を示した時には、反応を返してあげる
0歳に絵本を読む一番の目的は、親子のスキンシップを取ることです。
ただ文字を追って本を読むだけでなく、赤ちゃんとのふれあいを大切にして読んでみましょう。
また、0歳の早い時期から読み聞かせをすることで、脳が刺激されるため言葉を覚えるのも早いというメリットもあると言われています。
まとめ:0歳にオススメの絵本を読んで世界を広げてあげよう
以上のことについて紹介してきました。
0歳向けの絵本は数えきれないほどたくさんありますよね。
もしも「どの絵本を買って良いのかわからない!」というときは、ぜひこちらでオススメの絵本を1冊試してみて下さい。
0歳児は、自分ひとりだけでたくさんの行動することは難しいですよね。
今はまだ、大人が広げてあげた世界しか見ることができません。
そのため、絵本を読むことで、少しずつでも赤ちゃんの目の前の世界を広げてあげられるといいですよね。